ママのお悩み

私は家事ができないだめな主婦

生きていれば毎日やらなくてはいけないことがある。
洗濯、洗い物、掃除、料理など、いわゆる家事というやつだ。

私は一人暮らしをしたことがないまま結婚してしまったので、最初は家事がめんどくさくて仕方なかった。できるなら洗濯も洗い物も掃除もやりたくなかった。
反対に、結婚相手は一人暮らしの期間が長かったので自分ルールがあり、けっこう神経質でもあるので、最初の頃は理解することも合わせることも、とても大変だったように記憶している。

夫に教えてもらった家事を、私は何一つ上手にできなかった。料理は好きだしできると思っていたけど、それも単なるおままごとだったことが今ならわかる。

実家で、母がいないときに冷蔵庫にある食材を好きに使って作る「料理」と、自分でスーパーに買いに行って、冷蔵庫に入れて、また使うという「料理」は、全く別物と知った。(ついでにいうとシンクのゴミを片付けて、さらについでに部屋中のゴミを集めてひとまとめにし、集積所に捨てに行くまでが生活のワンセットだろう。)

やりたくなくても、悔しくても、私には自分ルールさえなかった。だから夫のルールには反論できずに結婚当初はよく、泣いて、泣いて、泣いた。

「後悔」という言葉が一番キライだった

私は恥ずかしながら、これまで人並みに生きてきていると思った。
別にすごくなくても、毎日働いて、お給料をもらって生活できていればそれで人並みだと思っていた。

でも、他の人って本当はもっとすごいのかもしれないと思うようになった。家事もしているだろうし、貯金もしているだろうし、自分の好きなことも同時にやっている人もいる。

私はそのどれもできていなくて、今までの人生なんだったんだろうと悲しくなる日が何度もあった。もっと真剣に生きてくればよかった。もっと「自分のこと」として受け止め、乗り越えてくればよかったと。

今まで「後悔」という言葉が一番キライだったけど、初めて「自分は普通以下だ」という現実を認めたときの感情、それは紛れもなく「後悔」だった。

時間をかけて、本気になるしかない

要するに結婚してから心許せる場所ができた反面、自分を偽ることができなくなった。

毎日親以外の誰かと一緒に暮らすということは、自分のきれいではない一面を、他人に見せざるを得ないということでもあると思う。(偽ったまま過ごせる人もいるようだがものすごく尊敬する)

私は結婚してやっと、生活や自分というものに真正面からぶつかるしかなくなったのだ。
すぐにできるようになったことなんか、ひとつもなかった。
自分がいかにできないかばかりが目について、自信がなくなったこともある。

だけど毎日繰り返していれば人間には「習慣」という味方にも敵にもなる機能があるから、家事をすることが「習慣」になってきたとき、少しだけ私の心は安らいだ。

なんとか自分のペースを掴み始めた

結婚して3年、子どもができて1年経って、やっと毎日の家事というものに少しずつ慣れてきた。
多少の面倒くささはあるにしろ、心底面倒くさいなぁもう!と思う回数が減ってきたのがその証拠だろう。

朝起きて晴れていれば「今日は洗濯物がよく乾きそう!」と思って早めに洗濯機を回し始めるようになったこと。(昔は天気なんて髪型が決まるか決まらないかくらいの違いだった。)
献立を考えながらスーパーで買い物すること。
自分で掃除機をかけたいと思うこと。
これらはすべて、ありふれた日常かもしれないけど、私にとっては驚くべき感情だ。

現在進行系でできていないことはまだまだたくさんある。
家事ができるようになったように書いてしまったが、別にできるようになったわけじゃない。気になってるけど(めんどくさくて)できないこともいっぱいある。

でも、きっと3年前の私が見たら、少しは成長しているだろう。
していると思いたい。